粗品とは、「つまらないものですが…」という謙虚な気持ちを込めて贈る、御挨拶や感謝の品です。

この記事では、「粗品」と「寸志」の違いから、のし紙・水引きのマナー、活用シーン、もらって嬉しい粗品の選び方までをわかりやすくご紹介します。

後半では、誰にでも喜ばれ、印象に残る【トイレットペーパーの粗品活用術】も掲載しています。
企業の印象アップや販促に役立てたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

粗品とは

粗品とは、ご挨拶や感謝の気持ちを込めて贈るものです。
「粗品」という言葉には「粗末な物（つまらない物、大切なものではない）」という品の意味があり、贈り物を謙虚にすることで、相手を立て、敬意を表現することができます。

「粗品」と「寸志」の違い

「粗品」と同様に贈り物を「つまらないもの、大したものではない」と謙虚に表現する意味を持つ「寸志」ですが、「粗品」とは大きな違いがあります。

「寸志」は、目上の人が目下の人に贈る時のみ使用されます。
得意先や上司に贈り物をする際には、「寸志」を使用しないように注意しましょう。

のし紙について

粗品というと、大量に配布することが多いため費用を抑えたものが使われることが多いです。

そんな粗品に「のし紙」を巻くと、丁寧さが伝わり、好印象を与えます。
のしには感謝の気持ちを伝えるという意味があり、「のし紙」を巻くことで感謝の気持ちを表現することができます。

水引きについて

水引きとはのし紙の中央に印刷される飾り紐のことです。
水引きには、結び方によって様々な種類と意味が込められています。
用途に応じて選ぶ必要があります。

水引きの結び方

蝶結び（花結び）

	何度も結び直すことができる結び方なので、「何度繰り返しても良い」お祝いの際に使われます。（合格祝い、入学祝い、昇進祝いなど） また、お中元・お歳暮、お年賀などの季節のご挨拶にも使われます。

結び切り（真結び）

	簡単にほどけないよう強く結ぶ方法なので、「何度も繰り返さない、同じことが起きないように」という意味があります。 結婚祝い、快気祝い、お葬式などに用いられます。

あわじ結び

	結び切りと同じような意味を持ちますが、さらに強く結ばれていることから「末永く続くように」という意味があります。 見た目が華やかなため、結婚祝いに多く用いられます。

梅結び

	結び目が梅の花の形になっています。梅の花は「松竹梅」の1つで、縁起物の定番です。 春に先駆けて咲く花であるため、「運気向上」の意味もあります。 様々な御祝い事に使われます。

水引きの本数

お祝い事の水引きは奇数が基本です。（結婚祝いは10本結びですが、これは奇数の5本を倍数にした考え方です。）
3本、5本、7本が使用されますが、一般的には5本が主流です。
お葬式などの弔事では偶数が使われ、2本、4本、6本が使用されますが、一般的には4本が選ばれます。

水引きの色

水引きの上下に記載すること

上段には表書きを、下段にはやや小さめに氏名や企業名を記載するのが一般的です。

粗品の活用方法

粗品は、感謝の気持ちを表したり、ご挨拶の品として贈るものです。
相手との関係性を深めるために、粗品は有効活用できます。

企業や個人での活用シーンをご紹介します。

企業での粗品活用方法

粗品は「ちょっとした心遣い」として、顧客や取引先に贈るものです。以下のような場面で使用されます。

• 取引先への挨拶回り
• 展示会・イベント・セミナーでの配布
• 開業・開店時の近隣へのご挨拶
• 工事を行う際の近隣へのご挨拶

個人での粗品活用方法

引っ越しの際の近隣へのご挨拶に活用されることが一般的です。

粗品を贈る際のマナー4選

失礼にならないよう、粗品の選定や贈る際のポイントを押さえましょう。

1. 粗品の費用は3,000円以内に抑える

カジュアルな粗品は1,000円以下、フォーマルなイベントの粗品でも3,000円以下が目安です。
それ以上の金額の贈り物は「ご挨拶の品」「記念品」として渡しましょう。

2. 全員に同じ品を用意する

粗品は受け取る人によって変えず、全員に対して同じ品物を用意するのがマナーです。

3. 粗品の伝え方

手渡しの際は「粗品ですが」「つまらないものですが」と伝えても問題ありません。
ただし、書き言葉で使用すると安っぽい印象を与えるため、のしや御礼状では「ご挨拶」や「松の葉」と記載するのが無難です。
商業目的の場合は「粗品」と書いても問題ありません。

受け取る側は「粗品をありがとうございます」と言わず、「お心遣いありがとうございます」「大変結構なものをありがとうございます」と伝えましょう。

4. 建物に関連した粗品を贈る際の注意点

引っ越しや工事の挨拶では「赤い品物」や「火」を連想させるものは避けましょう。

もらってうれしい粗品とは

消耗品など、いくつあっても困らないものが喜ばれます。
また、ターゲット層のライフスタイルに合った商材を選ぶことで、より印象に残ります。

トイレットペーパーを粗品として活用する方法

トイレットペーパーは誰もが使う消耗品のため、年齢・性別を問わず喜ばれます。粗品としての活用例をご紹介します。

1. 粗品トイレットペーパー

のし柄が印刷されているため、のし紙を巻く手間がありません。
低価格なので、大量配布に適しています。

ロール(ペーパー)サイズ 114mm幅×30mダブル(2枚重ね) ケース入数 100個 個装サイズ 103mm×103mm×高さ114mm 香り 無し ロール 白無地 紙の材質 再生紙100% ケースサイズ 515mm×515mm×高さ480mm

2. 既製トイレットペーパーにシール貼り

既成デザインのトイレットペーパーに、のしデザインのシールを貼ることが可能です。
水引きの上下の言葉は自由にカスタマイズでき、挨拶回りや商談のお礼、記念品として 活用できます。

手軽に低価格で対応可能です。 シールを支給していただければ、1個6円にてシール貼りを対応いたします。 林製紙株式会社にてシールの代理作製も承っております。 詳細は、下記ページをご確認ください。 名入れシールの詳細はこちら

3. ほんの気持ちギフトボックス

トイレットペーパー2個が入る専用ギフトボックスを用意しています。
既成デザインのトイレットペーパーやオリジナルデザインを自由に組み合わせることで、高級感を演出できます。

商品サイズ 110×110×H230mm+持ち手 ケース入数 50個 ほんの気持ちギフトボックスの詳細はこちら

4.オリジナルトイレットペーパー

トイレットペーパーの包装紙、ロール本体にオリジナル柄を印刷することができます。
貴社の想いや訴求内容を自由に表現可能です。
オリジナルトイレットペーパーは、その珍しさから話題になりやすく、ユニークな粗品として活用できます。

ロール(ペーパー)サイズ 114mm幅×30mダブル(2枚重ね) ケース入数 100個 個装サイズ 103mm×103mm×高さ114mm 香り 無し ロール 白無地またはオリジナル印刷 紙の材質 再生紙100% ケースサイズ 515mm×515mm×高さ480mm

オリジナルトイレットペーパーの活用事例

旭建設株式会社旭建設株式会社トイレットペーパー

お客様ホームぺージ

規格	114ｍｍ、長さ30ｍ2枚重ね
ロール	白地にオリジナルプリント
入り数	1ケース100個入
ケース寸法	515×515×高さ480ｍｍ
材質	再生紙100％

各建設現場でお世話になる地域の皆様に配布するため製作いただきました。

カットハウスプラスカットハウスプラストイレットペーパー

規格	114ｍｍ、長さ30ｍ2枚重ね
ロール	白無地
入り数	1ケース100個入
ケース寸法	515×515×高さ480ｍｍ
材質	再生紙100％

２５周年の記念にお客様向けの配布品として採用いただきました。

坂ノ上林業株式会社御礼+SAKANOUE２ロール

お客様ホームぺージ

規格	114ｍｍ、長さ30ｍ2枚重ね
ロール	白無地
入り数	1ケース50パック入
ケース寸法	515×515×高さ480ｍｍ
材質	再生紙100％

粗品として採用いただきました。

オリジナルトイレットペーパーの詳細はこちら

もらってうれしい粗品選びで好印象を与えよう

粗品は受け手の手元に残るため、企業の印象を左右する重要なアイテムです。
「粗品トイレットペーパー」「オリジナルトイレットペーパー」など、用途に応じたアイテムを活用し、効果的なプロモーションに役立てましょう。