目次
総付景品とは?知っておきたい景品表示法の基礎知識
「総付景品」とは、もれなく無償でもらえる景品のことを言い、「ベタ付け景品」とも呼ばれます。
身近な例を挙げると、ビール6缶パックのパッケージに付いたサランラップのプレゼントなどが総付景品と言えます。
この総付景品ですが、無条件に選定し、ただお客様に配れば良いというわけではないようです。
「景品表示法」という規制に注意する必要があるということをご存知でしょうか?
今回は、景品表示法が定める総付景品の規制や上限金額など、景品表示法の基礎をご紹介し、その上で推奨景品をご案内したいと思います。
「景品表示法」と「景品類」について
まずは、「景品表示法」と「景品類」についてご説明させていただきます。
「景品表示法」とは
景品表示法とは、商品やサービスについて不当な景品類や表示を防止するための規制を定めた法律のことを言います。
消費者が商品やサービスを選択する際、その品質や価格等に注目して判断するのが本来の姿です。
しかし、高額な景品類が付けられていると、本来注目すべき商品やサービスの品質や価格などとは関係がない部分に注目され、選択されてしまいます。
このような事態を防ぐため、景品表示法では景品類について限度額を設けることで、不当な景品配布を禁止しています。
「景品類」とは
景品表示法の規制が適用される「景品類」は、主に、「一般懸賞」「共同懸賞」「総付景品」のことを言い、この3つの景品類に規制が設けられています。
「総付景品」につきましては、後ほど詳しくご紹介させていただきます。
まずは、「一般懸賞」「共同懸賞」の概要と、上限金額について簡単にご紹介していきます。
「一般懸賞」とは
【概要】
くじ・ジャンケン等の偶然性、特定行為の優劣等によって景品類を提供する方法のこと。
【上限金額】
景品類の種類 | 懸賞の取引価格 | 個々の景品類の上限金額 | 景品類の総額上限 |
---|---|---|---|
一般懸賞 | 5,000円未満 | 取引価格の20倍 |
取引予定総額の |
5,000円以上 | 10万円 |
【違反例】
商品(1個1,000円)の購入者のうち、抽選で10名に10万円相当の旅行券をプレゼント
→商品価格の20倍を超える一般懸賞に当たるため違法
「共同懸賞」とは
【概要】
複数の事業者が共同で実施する懸賞で、ガラポンくじ等の偶然性、特定行為の優劣等によって景品類を提供する方法のこと。
【上限金額】
景品類の種類 | 懸賞の取引価格 | 個々の景品類の上限金額 | 景品類の総額上限 |
---|---|---|---|
共同懸賞 | 取引価格に かかわらない |
30万円 | 取引予定総額の100分の3以内 |
【違反例】
商店街における商品(1個1,000円)の購入者のうち、抽選で10名に10万円相当の旅行券をプレゼント
→30万円を超える一般懸賞に当たるため違法
総付景品とは?
ではここからは、「総付景品」に焦点を当て、詳しくご説明させていただきます。
【概要】
商品・サービスの利用者や来店者に対し、もれなく提供する景品のこと。
【上限金額】
景品類の種類 | 懸賞の取引価格 | 個々の景品類の上限金額 | 景品類の総額上限 |
---|---|---|---|
総付景品 | 1,000円未満 | 200円 | – |
1,000円以上 | 取引価格の10分の2 | – |
【違反例】
商品(1個1,000円)の購入者全員に500円分のクオカードをプレゼント
→商品価格の10分の2を超える総付景品に当たるため違法
間違えやすい!総付景品の例外
例外1 試供品・試食
製品の試供品や試食など、購買を促すために提供する物品又はサービスで、適当な限度のものは例外とされます。
例外2 食後のアメ・ガム
レストランで食後に提供されるアメやガムなどの一般的な商慣習のサービスにあたるものは例外とされます。
例外3 記念品
オープン記念・創業記念などの行事に際して提供する物品またはサービスも、正常な商慣習の範囲内であれば例外とされます。
例外4 広告
広告に該当するものは例外とされます。
例えば、店名やWebサイト、電話番号などの名入れ(広告)が入ったティッシュ、ボールペンなどの配布はイベントなどを周知するための広告に該当します。正常な商慣習に照らして適当と認められるものであれば、総付景品の規制は適用されません。
事例で見る各景品の違い
それとなくご理解いただけましたでしょうか。
ここからは、具体的な事例をもって各景品の違いを説明していきたいと思います。
・パターン1 商品購入でプレゼント
名称 | 一般懸賞 | 総付景品 |
---|---|---|
例 | 商品(2,000円)の購入者の中から抽選で〇名様にプレゼント ・商品購入が条件 ・抽選で景品プレゼント |
商品(2,000円)の購入者に先着プレゼント ・商品購入が条件 |
金額 |
商品(2,000円)…取引価格が5,000円未満 景品類の総額上限は、抽選イベント期間中の |
商品(2,000円)…取引価格が1,000円以上 総付景品には景品類の総額上限はない。 |
・パターン1 商品購入でプレゼント
名称 | 一般懸賞 | 総付景品 |
---|---|---|
例 | 来店者全員ガラポンで景品プレゼント ・来店が条件 ・ガラポンで景品プレゼント |
来店者にもれなく景品プレゼント |
金額 |
商品購入や手続きを条件とせず、来店者にもれなく景品プレゼントの場合、取引価格は原則100円となる。 |
|
100円…取引価格が5,000円未満 景品類の総額上限は、抽選イベント |
100円…取引価格が1,000円未満 上限金額は200円まで。 |
景品表示法に違反した場合のペナルティ
配布する景品は、何でも良いわけではなくルールが設けられていることがわかります。
そのため、違反した場合はペナルティも存在します。
①行政指導
消費者庁や都道府県知事が、違法状態の是正を促す指導を行います。
法的拘束力はありませんが、従わなければ措置命令が行われる可能性が高いです。
②消費者庁による措置命令
消費者庁が行う行政処分で、事業者に対して違法状態の是正を命じます。
事業者は措置命令に従って是正を行った上で、その経過を消費者庁に報告しなければなりません。
③刑事罰
消費者庁の措置命令に違反した場合は、「2年以下の懲役または300万円以下の罰金」に処されます。
また、法人に対しては「3億円以下の罰金」が科されます。
「総付景品」に最適!販促品トイレットペーパー4選
「総付景品」として景品を選ぶのに、上限金額の関係で何が良いのか悩んでしまうものです。
そんな時にぴったりの総付景品になるのがトイレットペーパーと言えます!
実用的なため相手を選ばず、低価格、そして山積みにすると見栄えのインパクトも十分です。
さっそく、「総付景品」として特におすすめのトイレットペーパーを4種類ご紹介いたします。
おもてなしシリーズ トイレットペーパー
香り付き+カラーロールで特別感があります。また複数個入りでお得感があります。
2ロール
|
4ロール
|
超吸水シリーズ トイレットペーパー
超吸水シリーズは独自の紙質とダブルエンボス加工によって、従来品と比較し水分の吸水力が高いため、使用量が抑えられます。
ソフトな肌触りかつ、しっかりとした紙質のため、水分が多くても肌につきにくいです。
1ロール
|
2ロール
|
季節商品
もれなくもらえる景品が、季節に合ったデザインだとより嬉しいものです。
林製紙株式会社の販促用トイレットペーパーは、季節をテーマとした季節柄商品を多数取り揃えています。
|
金運UPしそうなデザイン
金運がUPしそうなデザイン・開運関連商品は、インパクト抜群です。
億万長者(渋沢栄一)トイレットペーパー
|
開運招き猫トイレットペーパー
|
林製紙株式会社の販促用トイレットペーパーは様々な業界の総付景品としてご活用いただいた実績がございます。
総付景品として日用品の景品をご検討の販促担当者様へ、販促用トイレットペーパーは低価格でなおかつ誰もが使うものなので無駄にならず喜ばれます。また、様々なデザインのパッケージなのでイベントに合わせてお選びいただけるのもポイントです。
サンプル・カタログは無償でご提供しています。
まずは気軽にお問い合わせください。